初めてのブログです。

murakawahide2006-11-30

11月30日、初めてブログを書きました。肩書きに映画評論家を使いましたが、大学の教員となってからは、映画評論を書く時間があまりありません。この日記では、メモ代わりに見た映画のことや、ゼミでやっていることを綴ろうと思います。どうぞ、よろしく。

私自身の紹介を兼ねて、これまでに書いた本の一部を紹介します。

リチャード・ラウド著「映画愛ーアンリ・ラングロアとシネマテークフランセー           ズ」(1985年 リブロポート)
 
 これはニューヨーク映画祭のディレクターで、カンヌ映画祭の名物司会者だったラウドが、フランスのシネマテークを創設した稀代のシネマフリークであるラングロアについて書いた評伝です。初めて翻訳した本ですが、内容の奇想天外な面白に圧倒されました。同時に現在、映画の世界ではとても重要である、文化財としてのフィルムを保存するという、フィルム・アーカイブの先駆者としての仕事を紹介しています。とても重要な文献ですが、残念ながら現在は絶版の状態です。



「国際映画祭への招待」(1995年 丸善ブックス)            

 1972年から国際映画祭に参加するようになってから、ヴェネチア国際映画祭カンヌ国際映画祭ベルリン国際映画祭モントリオール国際映画祭、インド国際映画、香港映画祭またぐっと趣のあったロカルノタシケントグルジアベオグラードサンファンフィリッピン映画祭のレポートです。最近は学校の仕事が忙しくて国際映画祭に参加できないのが残念です。

国際映画祭への招待 (丸善ブックス)
国際映画祭への招待 (丸善ブックス)